研究が楽しいとき

昨日、就活を終えた先輩と話しをしました。その中で「研究が楽しいのは、いい結果が得られたとき?それとも、その結果を誰かに報告するとき?それを考えるだけでも、自分のやりたいことが見えてくるよ。」とアドバイスされました。

 

私はその時、とりあえず後者と答えました。しかしよく考えると、いずれでもありませんでした。私が楽しいのは、得られた結果について、教授や先輩、同期とディスカッションしているときです。実験前の仮説が正しいのか、その根拠は何なのか、これまで明らかにされた理論で全て説明がつくのか、全く新しい現象なのか。それを議論しているのが一番楽しい時間です。

 

私がこの1年間所属した研究室は、厳しいことで学内で有名でした。ただ私は、前述の考え方を得た点においても、この研究室を選択して良かったと考えています。物理は楽しい!!

ヘルシー和食デリ@海外

今日の朝ごはんに、はんぺんを焼いて食べました。ローファット・ローカロリーで、塩分は1個当たり1g程度でした。

 

ところで、現在海外では和食が流行ってますね。寿司、天ぷら、枝豆(!)などなど…枝豆はまだしも、寿司や天ぷら、トンカツなどは、外人さんが求めるヘルシーとは違う気がします。もちろん、味は美味しいのですが。

 

私がもし海外に日本食関係のお店を開くのだったら、低脂肪専門店をやってみたいですね。おにぎり(梅、こんぶ、おかか、しゃけ、たらこメイン!)、枝豆、ちくわのキュウリ詰め。それから、ローファットおでんです。大根、こんにゃく、こんぶ、焼きちくわ、はんぺん等、揚げ物以外のみ扱います。揚げ練り物はオプションで付けられるようにしようかな。切干大根やヒジキの煮物、デザートのかき氷、寒天、葛霧も置いておこう。

 

和食の”ヘルシー”に焦点を当てたデリの海外出店。おばあさんになったら、やろうかな笑

 

 

好きな人達

最近、私が好きな有名人の男性は皆、複数の特技を持つことに気付きました。

まず有名な人を挙げると、EXILEのNAOTO。彼はダンスが本業ですが、トークやファッションのセンスが良く、ブランドも立ち上げました。話の上手い人は、気配りの方法や心に残る言葉の使い方を知る人で、相手の心を温かくします。

ジャニーズの中島健人には、始めは興味がありませんでした。しかし大学に通いピアノも続けていると知って、好きになりました。私は高校3年生まで、本気で音大進学を考えるほど、ピアノが好きでした。ただ諸事情で4年制大学に進み、本気で時間を割けないならばと、ピアノを辞めました。その後は何となく、自分に自信がなくなりました。

忙しくても、学問と音楽を継続している中島健人を知って、私もピアノを再会しました。それからは、専門の物理だけでなく、独学のドイツ語の学習にも精が出ます。私に大事な時間を取り戻すきっかけをくれた、彼を応援しています。

最後はマイナーなSerkan Kayaというドイツのミュージカル歌手です。彼の声に惚れ込み、全てのCDを輸入購入しました。私はどんな時も彼の音楽で前向きになれるので、1日1回は彼の音楽に聞き惚れます。また彼は4か国語を話し、フェンシング等のスポーツ、複数の楽器をこなします。彼の存在は、海を越えて私に活力与えています。

私の好きな人達は、1つの圧倒的な特技を持つ一方で、多方面への興味を持ち合わせます。その姿勢は私に、自分がなりたい姿を教えてくれます。近い未来、今度は私が、誰かに影響を与える立場になりたいです。

あの日

小保方さんが手記を出しました。私はまだ未読のため、内容は議論しません。かつて小保方さんはSTAP細胞の発見を報告し、大きな注目を浴びます。しかし、STAP細胞論文と博士論文の画像の類似、実験の再現性がとれないこと、博士論文の剽窃などが明らかになります。その結果、方々から激しい批判を浴びた小保方さんは、研究者を辞める結果となります。

私は小保方さんが、STAP細胞について意図的な嘘をついたとは思いません。また小保方さんを集中批判する空気の存在も理解します。しかし今回の手記出版なる行為は、明らかに間違いです。

科学者でない一般市民にとっても、2冊の実験ノート、博士論文における剽窃など、小保方さん自身のミスは明らかです。手記を書く前に博士論文を提出し、学位を再取得すべきでした(1)。また実験の再現性がとれないならば、いくつかの仮説を立て、その原因を説明するべきでした。

手記で真実を伝える方法は、科学の専門知識がない人の”情”に訴えるように見えます。非意図的にしろ、彼女が虚偽の論文を発表した責任は存在します。科学者として、他の科学者にも自分を認めさせる行為が必要です。STAP細胞は間違い、あるいは、彼女が正しい、という2つの結論に可能性がありました。これは科学的に実証される一般的な結論で、観察者ごとに真実は変わりません。

 

(1)2015年10月13日に博士号取り消し

少女漫画の流行

女子大生なら少女漫画もぎりぎりOKでしょうか(*^^*)?近年、ドS男子が流行だそうです。例えば【黒崎君のいいなりになんてならない】【オオカミ少女と黒王子】【ダメな私に恋してください】などです。でも、これは今に限った流行ではありません。

中学生の頃、花より男子のドラマが流行りました。あの頃、一見ドSな道明寺(松本潤)か、優しい王子様の花沢類(小栗旬)か、女子が真っ二つに別れました。最後に主人公つくしの心を奪うのは道明寺で、優しい王子様ではありません。花男のF4メンバーから必須登場人物でない2人をカットし、時代背景を現代に移行すれば、現代の恋愛ストーリーの完成です。

この長年にわたる傾向は、恋愛を引っ張ってくれる男子を求める女の子が多いのが原因でしょう。「引っ張ってくれる」の変化球が「引っ張ったり押したり振り回したりする」ドS男子(ただし本当は優しい)です。

女性の社会進出が進む昨今、少女漫画の主人公は、自立して明確な物言いをします。そんな彼女達も弱い自分になれる場所と時間を欲します。その目的を物語のゴールに据えるには、彼女達以上に、しっかりと自己を保持した彼氏役が必要です。その分かりやすい表現の1つが、王道の優しい男性でなく、隠れた優しさを持つ強引な男性なのです。

現実には漫画のような、理想の甘辛ミックス男子はなかなかいません。実世界でドS男子を再現しても、一般的には嫌われます。好意を持った男性には、ひどい意地悪なしで優しくされる方が嬉しいですよね。ちなみに私は花沢類派でした。

飲み会

22才にもなると、飲み会の経験回数も増えます。飲み放題のプランは3000~4000円が相場で、特に安い場合でも2000円位はします。一方で大学生のバイト代は時給1000円程度。塾講師のような高時給バイトでも、実質的な時給は2000円程度でしょう。すなわち2時間の飲み会に対して、2~4時間分のバイト代を払うのです。

私はサワーやカクテルしか飲まず、1日3杯でギブアップの人間です。そのためお酒で元は取れません。飲み放題では料理が粗末なことも多いので、飲み会の後にコンビニのおにぎりを食べることもあります。つまり、飲み会に行く度に、料理及び飲料代を高く払い過ぎた気分になります。

そこで私はこの卑屈な気持ちを変えるため、次のように考えました。研究室やお世話になった人達と過ごす時間を、対価を払って買うと思うことにしたのです。私はオフィシャルな議論の場ではなく、程よくお酒が入り気軽に笑い合える場での、おしゃべりが好きです。そこでのコミュニケーションが、勉学や活動に好影響を与えることが多々ありますし、何より楽しいからです。

飲み代は大学生にとって、決して安くありません。しかし時間の買い物だと思うと、お酒と料理の付録もついて、すてきな買い物です。

注)たくさんは飲めないけど、お酒は好きです(*^^*)

舞台【皆既食】を思い出して

舞台と皆既食

芸能人に会うには、ライブや握手会に応募するのが一般的ですが、私は舞台を観に行くのが好きです。小さい頃WOWOWで【ハムレット(1)】という戯曲を観てから、本のジャンルも戯曲が好きになりました。

大学で上京し、様々な舞台が身近に観覧できるようになりました。特に好きだったのは、【皆既食(2)】です。フランスの詩人ランボーヴェルレーヌのお話です。2人の男性が互いに寄り添い合い、その結果、破滅に向かいます。

台詞

印象に残っているランボーの言葉があります。ヴェルレーヌに対する「僕は…あんたが好きだよ、もちろん。一緒にいて楽しいと思うこともあったし、それに…あんたは僕を愛してる?」という台詞です。自分を必要とする人が、自分にとっても必要な存在に成り得ると感じました。

インターネットで皆既食を検索すると、現代の言葉(BL等)で表現された感想があります。このような言葉には、どことなく軽さを感じます。キリスト教上の罪や時代特有の苦しさが薄れてしまい、言葉の選び方に違和感を感じました。

岡田将生

もう一つ、岡田将生さんの舞台上での姿に魅了されました。私はそれまで、彼の出演作品を2本も映画館で見たにも関わらず、いずれも彼の存在に気付きませんでした。しかし今回の舞台では、ランボーの美しさや、素直さと皮肉が混在した台詞の言い回しに、すっかり夢中になりました。いくつかの印象的な台詞は、未だに音及び声として覚えています。

皆既食の他にも【地獄のオルフェウス(3)】【ヴェニスの商人(4)】などを観ました。いずれも観た後の不思議な気持ちは、心地よく、堪らないものです。ただ俳優個人として惚れたのは、今の所、岡田将生さんだけです。一度シェイクスピアの”喜劇”なども演じてみて欲しいです。

 

(1)ハムレット 2003年,演出:蜷川幸雄、原作:ウィリアム・シェイクスピア、出演:藤原竜也鈴木杏

(2)皆既食 2014年,演出:蜷川幸雄,原作:クリストファー・ハンプトン,出演:岡田将生生瀬勝久

(3)地獄のオルフェウス 2015年,演出:フィリップ・ブリーン,原作:テネシー・ウィリアムズ,出演:大竹しのぶ三浦春馬

(4)ヴェニスの商人 2007年,演出:グレゴリー・ドーラン,原作:ウィリアム・シェイクスピア,出演:市村正親西岡徳馬寺島しのぶ